儀礼

酔ひてこそなし得ることあり

医師になるための通過儀礼、それは人体解剖です。人体の各部分についての知識を得るだけならば今や様々な優れたコンピューターソフトがあるし、コンピューターがなければ本があります。では何のためにご遺体を解剖するのか。それは我々が自覚的に医師になるため、なのでしょう、きっと*1東京大学名誉教授の養老孟司氏は、「解剖体は君らの初めての患者さんである」と学生に言うそうです*2。なるほどうまいことをいうものだと思います。


初めての人体解剖*3の印象ですが、お粗末ながら


激しく酔っぱらう


ご遺体はホルマリンで固定された後、ホルマリンをエタノールに置換してあって、アルコール漬けになっているため、めっぽうアルコールに弱い*4私は、

  • 酔っぱらってオネエ言葉になり班員*5に笑われる
  • 酔っぱらって「jcjilさん、顔が赤黒いですよ」と会う人ごとに心配される
  • 酔っぱらって右手に持ったメスで、左手の指を繰り返し二回も刺してしまう

面目ない。予習や復習はキチンとするので、実習中に酔っぱらってしまうのは堪忍して頂きたいと思います。なお、実習開始前、緑衣に緑マスク、といういでたちの同級生Y嬢が


「ブログ読みましたよ」


と仰るのでドッキリ。何を間違えたか嬢はこのブログを「爽やか」と形容されたのでまたドッキリ。写真選びは凝るときがあります、お楽しみに。

*1:いやもしかすると、まずは「自覚的に医学生になるため」なのかも、しれません

*2:我が解剖学第二講座S教授もそう言った

*3:そしてこれはめったに経験できないことですね、当然

*4:酒、ではなくアルコールそのものに弱い

*5:私以外はみんな女子