奮発

jcjil2005-01-11

寒い。南国宮崎のはずなのに、寒い。全国的に寒いらしいが、それにしても寒い。私は寒いのが大ッ嫌いだから秋田や山形を受けずに宮崎にしたのに、それにしても寒い。


こんなに寒いと、活動レベルが低下してしまう。そういえば昔保健体育で「寒い方が精神活動が活発になる」と習った覚えがあるなあ。あんなの嘘だ。絶対嘘だ。しかも、そういった理由で南北問題(朝鮮のじゃありませんよ)を説明しようとするやつもたまにいる。絶対嘘だ。いろいろなことが思い浮かぶという意味では確かに精神活動が活発なのだろうが、浮かんでくるのは寒さへの恨みつらみだけだし、よし何か有為なことが浮かんだとしても考えがまとまらないのである。この文章だってさしてまとまっていない。寒くて覇気をなくしているからだ。そういえばさっきからミスタイプも多い。精神活動が活発だからといって肉体活動が低下してしまっては仕方がない。performanceとcompetence、などという概念を思い出してしまう。


何故寒いか。一つには晴れているからである。蓋がないのだ。また一つには夏の暑さをおそれて家屋の風通しが良いからである。さらに一つには、私がすきま風ピウピウのおんぼろアパートに住んでいるからである。さらに挙げれば、ケチケチ生活故に暖房器具はホットカーペット一枚しかないからである。その上には布団がしいてある。つまり布団に入ればあったかいわけで、暖かい布団に入っていれば本を読むかテレビを見るかそれとも眠るか以外のことはしない。わざわざコードを引っ張ってきて布団の中でパソコンを叩いてレポートを書くなんてことはしないのである。そういうわけで宿題ができない。大変困る。


ということなので、今日ヤマダ電機でセラミックファンヒーター9980円ナリを買ってきた。一応SHARP製(これで我が家にはテレビ、ノートパソコンに加えて3つのSHARP製品がそろったのだが、その主たる理由は大幅値引きされていることが多いから)で、「6畳用」となっているが、怪しいものである。部屋全体を暖めるなどということは考えずに、勉強机の足下に向けて全開でかけることにした。おかげで細胞生物学のレポートが45分で書けた。大変よかった。電気代は一体いくらかかるのだろうか。


聞くところによると、宮崎の地は1月初頭から3月中旬までは大変寒いのだそうである。3月中旬を過ぎるとまことに爽やかで、まるでカリフォルニアにでもいるかのような錯覚をおぼえるのだが、しかし今はまだ一月中旬。あと2ヶ月もある。2ヶ月といえば60日。北京の55日より長い。嗚呼!