茶会

jcjil2004-11-06

宮崎郡清武町には、「安井息軒生家」という史跡があり(息軒安井仲平についてはこちらを参照)、そこには「清武歴史館」が併設されています。歴史観には茶室が設えてあり、地元の茶人やおばさまがたなどが半日千円で利用しています。


そこで我が友KくんとM君は考えた。「我々も茶会をやろう。」


早速電話がかかってきました。2週間前のことです。


「お茶会やりましょうよ」
「いいけど、だれかお茶できるの?」
「あ、jcjilさんができます」
「…、そ、そうだねえ、でも、おれ、茶道部やめたし」
「いんです、いんです、何となくで」


あ、何となくでいいんならできるな、茶筅を使ってお茶を立てるのは好きだし、だいたい茶道部だって茶道が嫌いだからやめたんじゃないしね。やりましょう。


ということで、今朝9時半からやってきました。はじめての水屋、はじめての茶室(茶道部は普通の和室で無理やり稽古していた)、はじめての柄杓、などはじめてづくしでしかも作法はめちゃくちゃ(怖くて詳述できない)でしたが、三々五々集まってきた総勢10名ほどで和気あいあいとお茶を立て合ったりお菓子をすすめ合ったりしました。大変楽しかった。


モノを壊したり、怪我をするおそれさえなければ、何事も始めから作法にこだわる必要などないのかも。参加者は、はじめてお茶を立てたりはじめてお茶飲んだりする人ばかりで、最初はどうやればいいか途方にくれていたけれど次第に場慣れしました。


上手に失敗できる環境が整っていると、人は興味の種をひとりでに育てるようです。