仰天

近くにできたコインランドリーチェーンWASHハウス赤江店エイケンのことわざハウスではないよ)で、開店セールをやっていて、どの洗濯機も(22キロも12キロも7キロも)一律100円なのである。で、洗濯をしてホクホクと帰ってきておもむろにTシャツをハンガーにかけてハンガーをベランダの洗濯ひもにかけると、


ブチ


といってひもは切れた。Tシャツは…スローモーションで落下していった。さようなら、俺の故宮博物院Tシャツ。などとは言っていられないので、あわてて拾う。3秒ルール適用。


こんなに晴れているのに…部屋干し。


干している間に、鹿児島の友人より連絡あり。この人は私よりヒマで、IP電話がただなのをいい事に電話をかけてくるので大変愉快である。彼によると、ペットとしてかわいがっていた「つぶれた段ボール箱」と「トタン屋根の破片」(いずれも名前はホッキー、本名は塙検校にあやかって保己一、台風で飛んできた)が、大家の雇った清掃業者に片付けられてしまったらしい。あまりの悲嘆ぶりに、私もつい同情して、


「きっと彼らは渡り箱と渡り破片だったので、寒くなってきた鹿児島から南へと旅立ったのだ。来年になれば戻ってくる。きっと、戻ってくる。」


といって慰めてあげた後、洗濯物干しを続行した。