懐石
懐石料理の「懐石」は、腹が減っても食べるものがない禅僧がせめて石を温めて懐に抱え、腹にしみ通るその熱でしばし飢えを忘れた、というお話から来ているようです。どこをどうしたらあんなに豪奢になるのでしょうね。
今日は午後ビリヤードに行くつもりでしたが、昼寝から目覚めると夕方6時。今日は天気が悪いので朝から眠かったし、最近ろくに眠れない日々が続いたので天恵のような昼寝でありました。ビリヤードはお休み。ビリヤード部は運動部ですが、部長も平部員も優しいので、このぐらいで怒ったりしません。
ぐずぐずと貨物船沈没のニュースや朝見た韓流ドラマの再放送を見ているとおなかが空いてきたので、本当に久しぶりに料理をしました。去年の解剖期以来、外食癖がなかなかとれなかったのです。私は米の飯も好きですが、麺も好きです。どっちが好きってことはないが、保存の観点から言うと麺に軍配が上がります。ご飯は一回炊いちゃうと冷蔵・冷凍が難しい。いつも炊きたてを食べるのもこれまた難しい。
- 冷蔵庫に入っていたブロッコリーとソーセージを刻む
- 刻んだものを塩こしょうで炒める
- 全卵を二つ加えて更に炒める
- チャンポン麺二つを加える
- 塩こしょう醤油ごま油
名前はよく分かりませんが、炒めスパゲティのようなものができました。都電荒川線西ヶ原4丁目駅近くの名前は忘れた洋食屋で出していた「スパゲテー」に近い、といえばおわかりの方も多いと思われます。関東のスーパーにはチャンポン麺(生)はおいてませんが、ゆでてよし炒めてよし焼いてよしでなかなか重宝するものです。
味はブロッコリーとソーセージと塩とこしょうと醤油とごま油ですから、まあ、不味くはない。
いい具合に腹の中に温かいものが入って、肩の力が抜けたような感じで紅茶をすすると、石を懐に抱くのがこういう感じならば案外イヤではないかもしれないという気持ちがしてきます。