学会

jcjil2004-10-31

第30回日本東洋医学会九州支部会学術総会(第104回九州医師会医学会 第6分科会)なるものに参加してきました。理系の学会ははじめて。やはり金があるなあー。ロビーでもの凄い量のお土産を売っていたよ。帰りにはあらかたなくなっていた。恐るべしドクターマネー。


会場はシーガイアワールドコンベンションセンターサミットという、まあ関東で言ったらパシフィコ横浜より少し下ぐらいのレベルのところで、九州沖縄サミットでも使われた、という絢爛な空間。分科会は結婚式場のようなスペース(第6分科会は4F「天蘭の間」にて開催)で行われ、ロビーには医学書店の出店や健康器具のお試しコーナー、弁当売りなどが軒を並べており、屋外運動場では九州医師会記念スポーツイベント(サッカー・テニス・ゴルフ・卓球・弓道etc, etc)が開かれて大勢のドクターたちがひしめき合っていました。


入場料は4000円。学生料金なし。イタイ。でもお医者さんの生態がかいま見られると思えば安いものでしょうかね。


特別講演は千葉大学出身、千葉古方派の寺澤捷年先生(富山医科薬科大学 大学院医学系研究科教授)による「千葉古方と附子剤」。附子というのは、簡単に言うとトリカブトのことです。狂言にもなってる。太郎冠者がまるまる食べてしまうやつですね。劇薬指定です。


シンポジウムは、「風邪症候群の漢方治療〜私はこうして治している〜」。


疲れました。ちょっと、英語教育学会の授業研究分科会を思い出してしまった。懐かしい。だって「私はこうやっています」もしくは「私の先生はこうやっています」「私の一派ではこうやっています」っていうのばっかりなんだもの。なかなか一般化の方向に向かわないようです。生徒も患者も、十人十色だからねー。


他の分科会も知らんぷりしてのぞけばよかったかしら?でもまた4000円取られたら破産だからなあ。


来年の5月末に、第56回日本東洋医学会学術総会(学会に「非・学術総会」はあるのか?)というのが富山であるらしい。事前登録12000円。金・土・日の3日間。ウーム。富山は遠いなあ。旅行気分で行って見てみたいけれども。