興奮
今日は一日だけ、趣旨を曲げ、なぜか埼玉を褒めてしまおう、というオハナシ*1。
訝る同志の皆さん、これにはキチンとしたわけがあり、それを今から話すからもって諒とせられよ*2。
中学生の頃、私の楽しみといえば川村かおりだったのだが、その、全く売れていない川村かおりを根気よく、しかも朝5時からの番組*3で使い続けたのがNACK 5(FM埼玉)。このラジオ局は1988年開局、当時私は13歳多感な年頃であり、JR南武線*4の中で見た伝説の「おゆるしが、でました」広告*5は極度のメッセージ性を持ち、南武線沿いの学校を受験して落っこちたばっかりの私はえも言われぬ倒錯感に襲われたものだ。その後川村かおりはニッポン放送に昇進し*6、その番組さえ電気グルーヴに後釜を取られ*7、いつの間にか私はラジオを聞かなくなっていった。それ以上の大きな事件もないまま*8私は高校生になってしまった。
当時の年齢のちょうど倍を超えた7月の今日深夜2時、FM79.5MHzにダイヤルを合わせたのはThousands Birdies' Legsの寺尾紗穂嬢がゲスト出演、生演奏の弾き語りをやったからである。私がこの人に2年半ぐらい英語を教えた、という事実はこのブログの読者諸兄姉にはもうおなじみですね。しかしそれだけで贔屓をしているのではないよ。この人はいい歌を上手に歌うのです。
楽しみで楽しみで思わず番組ホームページなど覗き、クリック一つでリクエストをしてみた*9。そう、
深夜ラジオにかじりつくのも15年ぶり
ならば、
リクエストを出してみるのも15年ぶり
眠い目を擦ることもせずに曲→トーク→弾き語り二曲→トークと聞いてきて、最後の曲紹介の前。「宮崎県」と読み上げるパーソナリティーの声*10。
生まれて初めてリクエストが通った
曲は勿論、「北京の憂鬱」ですよ。衆人必聴。ご用とお急ぎでない方はぜひ下のリンクをクリックしてお買い求め下さい。
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以上を持って理由の陳述を終わり、通常の精神状態に戻る*11ことにします。さあ寝よう。
*1:間違ってもさいた☆まんぞうは褒めない
*3:グッドモーニングNo.1だったかな、身も蓋もないネーミングであるが、おかげで私は早起きだった
*4:なんの用事で乗っていたかは忘れた
*5:ちょうど当時の私と同い年か少し年上ぐらいの少女バレリーナ二人が半身に立ってこちらを見ている写真の下に「おゆるしが、でました」とコピー
*6:とはいえオールナイトニッポン第二部
*7:たったそれだけの理由で私は数年間電気グルーヴを敬遠、大変損をした
*8:そんな生活にピリオドを打つためアメリカ留学を企てたわけだ
*9:便利ね…昔は何枚もハガキを書いては破り捨てたものだ:リクエストするのが恥ずかしく、5円払うと新しいハガキに取り替えてくれる仕組みも知らなかったから
*10:私は今帰省していて宮崎にはいないのだが、どうやら無意識に宮崎県と書いたようだ
*11:早速戻ります:NACK 5のパーソナリティー嬢よ、リクエスト読んでくれたのはありがたいが、私の名前を間違えてはいけません