慄然

準備を全くしていなかったわけじゃないけれど、そして出る問題も決まっているけれど。何なんだ有機化学。苦手ですねー。理科四教科の中で一番嫌いだ。何しろ、覚えられない。向いてないのかしら。基礎ができていないのかしら。


医学部目指して受験勉強を始めた頃、我が尊敬すべき後輩N氏が「有機化学自然言語のようなものですから、外語の人間には向いてますよ」と言っていた。確かにそれはそうだと思うのだが、どうも化学担当教員の方にその認識がないらしく、全く総記的にしか教えないのである。それでは教科書を見ればよいではないか、という話になるが、教科書も語学のそれほど工夫されていない(尤も、最近の中学校英語の検定教科書などは迎合しすぎて漫画や絵、ゲームなどを多用し、かえってわかりづらくなっているが)。考えてもご覧なさい、誰が辞書を丸覚えしますか?しませんね。有機化学の教科書というのはまさに語学の辞書のようなもの(しかも出来は悪い)で、確かに一応の規則は書いてある(みなさんは語学の辞書には必ず文法の部が付されているのをご存知だろうか)のだが、それではとても足りない。習ったこともない言語の辞書を1冊もっているだけで、自由に読み書きできるようになる人がいますか?いませんね。


そういうことです。まあ、私がちょっと高をくくりすぎていたという見方も当然あるのですけれど。とりあえず、記憶を定着させるために、6時間以上、寝ます。