観劇
宮崎ってホントに南国、あったか〜いのダワー、などとのほほんとしていたら、今年は全国的に暖冬傾向らしく鹿児島ではひまわり、水戸では梅が咲き、福島では蕗の薹が芽を出しているらしい。なーんだ。それでもやっぱり東京へ帰ったら寒いのだろうな。東京は夏暑く冬寒うござんす。
今日は医学部演劇部の定期公演があったので見に行ってきた。タダ。演目は「キレイ〜神様と待ち合わせした女〜」(松尾スズキ)。大人計画の芝居なんか見たことないから比較はできないのだが、
良かった点
- 1年生がたくさん出ていた
- その1年生が予想以上に張り切っていた
- 春公演よりも上達している1年生もいた
- 総員若さ爆発
悪かった点
- 学生演劇がわざわざ小劇場ものを選ぶ必要はない
- 演技が固定してしまっていて人物の書き分けができていない
- セリフがなじんでいない
- キャラクターが練れていない
- その他基本的なこと多数
要するに、身びいきでしかもタダだったので大変楽しく見られました。これは褒めたうちに入ると思うよたぶん。自分のことを知らないやつの心を動かすのってすごく大変で、だからこそスターが存在するのだ。逆に医学部の演劇部がプロ顔負けのクオリティーを出していようものならプロって何?ってことになるし。
それよりなにより喜ばしい(そしてちょっとうらやましい)のは、関係者全員、あの人もこの人も、あの子もあいつも、みんな今頃うまい酒をのんでいるであろうこと。スポーツにも、プロ勝負の醍醐味とレクリエーションの楽しさがあるでしょ。学生演劇は後者を目指すべきで、その点では完璧なプロダクションだったのではないでしょうか。演技者の楽しさが舞台上に横溢していたわけで、人が楽しそうにしているのを見るのは気持ちの悪いものではないです。
私には過ぎ去った季節ではありますが。